2008年06月22日

ペルカルロ 1997 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ

でざいん by みーくんにゃんこ


ペルカルロ 1997 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
San Giusto a Rentennano


キャンティ・クラシコ・ゾーンにある<サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ>ワイナリーを営む、フランチェスコとルカのマルティーニ・ディ・チガラ兄弟は、サンジョベーゼ信奉者のリーダーに数えられる。ここで産するスーパータスカン「ペルカルロ」はしばしば、あらゆるサンジョベーゼ酒のなかで、最も大柄かつ肉厚である。

数年前、ドイツで催された有名なティスティング会において、ボルドー/トスカーナ/ピエモンテのトップ格生産者による、1970~1986年ヴィンテージから選ばれた36本のワインが供された。その席で「ペルカルロ1985」は、シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン1978年に僅差で2位につけた。その驚くべき結論を下したのは、ドイツおよびオーストリアから集まった一流のジャーナリストやソムリエとワイン愛好家からなるパネルであった。

「ペルカルロ」を産する特別なテロワールの畑から摘んだ、極めて良く熟したぶどうをもとにしたワインは、若いうちにはあまりにも力強く、やがて姿を現すはずの貴族的な資質が覆い隠されている。兄弟はコンサルタントのアッテリオ・パーリの助けを借りつつ、畑を改良しセラー・テクニックを磨いているが、それらが完璧の域にまで高まった暁には、友人カルロの思い出に捧げられた「ペルカルロ」は、偉大な達成を果たすことと確信している。ここではキャンティ・クラシコとペルカルロ以外にも、脇筋で「ラ・リコルマ」というIGTワインを造っているが、これは素早くトスカーナ産メルロの首座の仲間入りをした。

濃いルビー色に染まり、ブケには熟したチェリー、スミレ、スパイス香を漂わせるペルカルロは、ほぐれるには長い年月を要する堅いタンニンが下支えしていて、味覚に強烈なインパクトを与えるが、熟成すると(なかでもビターチェリーの)濃醇な熟した果実風味が歴然と広がり、後口も長大となる。偉大なヴィンテージのワインは5~6年後に近づきやすくなるが、貴族的な深みと複雑さを発揮するには優に10年以上を要する。(参:ワイン王国)
ペルカルロ 1997 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ



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